18人が本棚に入れています
本棚に追加
/5ページ
「いい加減にして!前みたいに、ナオキと3人仲良くしようよ」
私と、メグミ、ナオキは幼なじみで、幼稚園から高校まで一緒だった。
高校に入ってメグミとナオキは、付き合い出した。
だが、2ヶ月前に2人は別れた。
「好きな人が出来た」
メグミは彼からそう、別れを切り出された。
彼女は、ショックのあまり2週間前まで学校を休んでいた。
だが、彼女が学校に来だしてから私の環境が一変した。
私とナオキが付き合っている。
そんな噂が学校中に広まり出した。
ナオキは、私から見ても整った顔立ちをしていて、人気者だった。少なからずファンがいる。
そのおかげなのかわからないが、変な嫌がらせが多くなった。
机の中の教科書が破かれていたり、鞄の中が水浸し。
友人からは仲間外れ等、所謂ベタな嫌がらせが続いた。
正直、辟易していて参っていた。
「もう、私達3人は以前みたいな関係は無理よ」
「そんな事ないわ」
「私が無理よ、あなたとは」
「どうして?」
「まさかナオキと付き合ってるなんて、思わなかった。私がナオキと付き合う前は、あなたに相談したじゃない?その時は親友だと思ってたわ、本当に。なのに、なのに、私を裏切って!」
「どうして、私がナオキと付き合ってると思うの?」
最初のコメントを投稿しよう!