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青衣が複雑な思いで夕茜の頭を撫で
「夕茜ごめん。今までありがとう」
許嫁が居たのは
「青衣、謝らないで
青衣と付き合えて良かった」
「俺も...じゃあ」
「...っそっか!青衣、じゃあね」
「ああ」
パタン...
青衣が玄関の扉を閉める時
辛そうな表情で出て行った
青衣....。
胸がぎゅうっとして青衣との思い出を消そうとして半泣きの状態で部屋を出て鍵を掛け、
月輝公園(げっか)へと足を進めてく。
月輝公園は夕茜の住むアパートから15メートル先にあり、公園にはテーブルと椅子、
木製のベンチや猫やリスのオブジェが置かれており近くに丘がある。
オブジェが月光で反射して輝いていた
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