第一話 淡い月

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突然、お姉さんが私の手を ふわりと包み、微笑んで 「私とお友達になりませんか?」 「え!あ、はい...お姉さんとぜひ友達に なりたいです」 顔を真っ赤にしながら応えるとお姉さんは 私を見つめながら考え思い付いたように 「もし良かったら、私の家に来ませんか?」 「ふえ!?いや、いきなりは...」 「そうですよね...。でも、貴女が何かつらい事があって泣きそうになるのを堪えてるように 見えて放って置けないです」 ドキッ 見抜かれたのとお姉さんの眼差しでドキッとした ついさっき青衣と別れたばかりなのに
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