第一話 淡い月

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部屋に入ると広い部屋に白いテーブルや綺麗な自然の写真が飾られており、 小学生位のお姉さんと6歳位の男の子の ツーショットの写真が飾られている お姉さんの趣味? お姉さんがいつの間にかカフェラテを淹れてくれてたらしく 「ゆっくりしてって下さい」 お姉さんがそう言いながらカフェラテをテーブルの上に置きふわっとした優しい笑顔を向けてくる ドキッ 「は、はい!ありがとうございます」 お姉さんの笑顔でまた顔が熱くなったけど 気のせい! 写真が気になり、再び写真をじっと見ると あれ? あの男の子、何処となく青衣に似てる 私が写真を見ながら固まってると、 台所の方からリビングに戻ってきたお姉さんが 「その写真に写ってるのは私の」 「わたしの...?」 お姉さんは一瞬寂しそうな表情を浮かべ、 私を見たと思うと 「いえ、そういえば自己紹介まだでしたよね」 「あ、そうでしたね」
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