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【夢の中】
「ハッ!ここはどこだ。」
僕は昨日の夜中からまた同じ場所で眠って
そのまま身体を起こした。
「考えてくれたかな?」
僕は後ろを振り向くと死神がまた現れた。
「いいえ…。」
「どうしてだ?お前のタイムリミットは、
後、残り時間12時間だ。
まだ死にたくないのか?」
死神が僕に向かってそう言うと僕は
少し身体が震えながらこう言った。
「…僕にはまだやる事があります。」
「はぁ~…ではこうしよう。
今、お前の頭の中には選択肢が2つある。
「生きるか」「死ぬか」で決まる。
もし決まらないとしたら
お前は自動的に決定が決まる。
もちろんお前の命を引き換えにだ
覚悟は出来ているかい?」
死神がそう言うと僕は覚悟を決めた。
「僕は「死ぬ」事にします。」
「ではよかろう、ただし条件がある。」
「条件?」
「お前以外にこの事は絶対に
喋ってはいかない。」
「えっ、どうしてですか?」
「そりゃもちろん、私が死神だと
他の人に知られてしまうからに
決まっている。よいな?」
「は、はい。」
そして死神がまた消えた。
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