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「そっか。なんか、今日の颯太くん。不機嫌そうに見えたからさ」 「あーうん。いつものことだよ」 「いつものことだったら、尚更じゃない?」 「んー?」 「そういうの、当たり前って思わないほうがいいよ?」 チョコミントが減ってきた。すべてはお腹の中に流れ込む。それと一緒に、ゆうちゃんの言葉も胃の中に投入される。 「思ってないもん」 「ならいいけどさ」 ガリガリとコーンをかじった。なんか食べるの早いかもしれない。 「ちゃんと颯太のこと好きだと思ってるよ?」 「あたしに言わないで、本人に言え」 「……あい」 確かにそうだけど。
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