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side-颯太-
「颯太、ごめんね」と、いちこが家にやってきのは夜だった。
「なんだよ。こんな時間に?」
「バイト終わるの待ってたの」
「窓から俺が帰ってくるのを、チェックでもしてたのか?」と、冗談で言ったのに、コクコク頷いた。
「えっとね。ピィズニーランドに行きたい」と、悩んでいた遊園地を決めてくれた。
「わかった」
「じゃあね」と帰ろうとするから、慌てて肩を掴んだ。それだけってないだろうって。
「ちょっと、散歩でもしない?」って誘ったら、嬉しそうに「うん」と頷くから、昼間の不信感が払拭されそうだった。
単純な俺。
ジャンポが買いたいというから、行き先はコンビ二。手を繋いでゆっくり歩く。早歩きはもったいないから、嫌いだ。
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