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クレヨンを手に持った。
『やったあ、パパ描いてくれるの?』
バンザイだったよ
ぼくすっごく嬉しいんだもん。
『飛行機描いて、ダンプ描いてー』
スラスラ書き出したパパ
やっぱり魔法使いだ。
『これはなんだか知ってるか?』
『え?風船?』
『これは気球って言うんだ』
『気球?』
『そうだよ、今ここにいるみんなが乗るんだ』
『乗るのー?』
『何人いる?』
『よん』
『パパはこの中に乗ってる三人が一番大好きなんだ、一番大事で』
『ぼくのことも?』
『もちろんだよ。ふわあって空に昇ってくと誰にも邪魔されない、四人しかいない、
パパが選んだ大好きな大好きな三人がいるんだよ』
『へーパパ凄いねー』
ぼくはとっても楽しくなってきちゃった。
パパ、ぼくのこと大好きだって言ってた。
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