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俺の腕にすがりつく。少しずつ擦るだけでひよりのソコが、もっともっとって言ってるのが、わかる。
「遼ちゃん……」
溶け合う吐息と喘ぎ、微かに紅潮する頬。ひよりは初めてだから。
「ゆっくりしていこうな」
大事に。キスをした時、家の固定電話が鳴った。
「遼ちゃん、電話……」
「ん……大丈夫だよ。留守電になってる」
イエ電なんてどうせ親宛てか、セールス。応答の音声がドアが開けっ放しだったから下のリビングから聞こえ。
『りょうたあぁぁ――――!!!』
聞き慣れた声に、ビックリしてひよと顔を見合わせた。
『なんで電話に出ねーんだ!?』
お、おじさん!?
「あ、今日パパお休みで……」
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