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「ありがとう、おじさん。今日はまだ月曜日だからまた今度誘ってよ」
正直、今夜おじさんと飲んだらかなりヤバい。色んな意味で。
ひよがおじさんの背後で小さく手を振って2階に上がって行った。
ひよ……。
ひよとヤりたくて仕方なかったはずなのに、何処かホッとしている自分がいた。
感情で突っ走ってまだ何も知らない無垢なひよりを傷つけるんじゃないか、と心の何処かで恐れてる。
それに――自分は〝教師〟でした。その事実、浮かれて吹っ飛んでたよ。
「また来てね」と優雅に微笑んだひまりさんに頭を下げ、ひよの家のドアを閉めた。
ひよにはゆっくり気持ち、伝えていこう――。
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