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「ハハハ…ですよねー。
少し、眠ったらどうですか?時間あるし。
何なら後で起こしに行きますよ?」
チラチラと胸元を見ながら、定まらない視線を泳がせる。
「うん、でも、やることもあるし、もう戻るよ。」
するりとエプロンを被ると、うっすら見えていた赤い乳首は隠された。
何でかホッとして「ちゃんと休む時は休んでくださいね。」なんて言いながら、密かにドキドキしているのを悟られないように、真面目な顔を作った。
立ち去る店長を見送りながら、考えていた。
普通、直にワイシャツ着ないよな…。
今の今まで、全く気にしたこともないけれど、大学の教授や、就活を始めた先輩達のワイシャツ姿を思い出してみる。
どんなに思い返しても、誰一人として乳首が透けていた、なんて事はなかったように思う。
一度意識してしまうと、気になって仕方がない。
それからというもの…バイトの度に店長のワイシャツをチェックする日々が始まった。
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