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「もう! やっと笑った。元気ないから、何事かと思ったよ!めちゃめちゃ嬉しいでしょ?もっと喜びなよ!! 私も嬉しい!! 」
「うん、嬉しい」
今度は少し悲しそうに笑った。
え?な……に……?
「どこなの? 」
「九州の、福岡」
「ウソ!? 遠っ!! いや、でもいいなぁ、ラーメン! 」
「おまっ、福岡のイメージよ」
そう言って笑った。
「え? じゃあ、明太子? 食べに行くよー!美味しいところリサーチしといてっ! 」
テンション高めの私。それに釣り合わない大輔。
「……そうだよな……」
「……え? 」
「俺も、そうなんだ……」
「何が? 」
「実力を買われて、福岡支店の立ち上げに行くんだ。役職も付く」
「すごい……本当に立派だよ」
報告を聞いて、とても感慨深い。彼の頑張りがこの結果をもたらしたのだ。
「短くて……3年、長かったらいつになるかわからない。ずーっと向こうの可能性も、あるんだ」
「そうなんだ。いや、でも会いにいくよ! 大丈夫! 」
「会いに……? 」
「うん」
「だよな」
「え?」
大輔の異図を図りかね、聞こうと口を開きかけた時、ランチが到着した。
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