第34話 side yuki

6/6
14093人が本棚に入れています
本棚に追加
/561ページ
「……もはや、彼女に対して正当な判断は出来かねるので、なんとも言えません」 正直に言った。 「うわ、そんな 好きなんだ」 と、中条さんに言われ 「……ええ……もの……すごく」 心から、そう思う。 「…………」 全員が俺を見たまま、静止した。 「告白しないの? 」 「時期を……みて」 「う、Wow」 わざとらしく大友が驚いてみせた。 「人生、初告白ですねー」 「……そう……なりますかね」 「あれ? 前の付き合い長い彼女は? ……向こうからか。年上に憧れる時期だし、お前からかと思ってたわ」 と、相手を知ってる吉良が言った。 「大学生と付き合うくらいだから……綺麗な人なんだろうなぁ……」 「んー、どうでしょうか」 「あ、綺麗な人だったよ。俺1回だけ見たことある。系統でいうと、麗佳さんぽい」 吉良がそう言った。 「トップレベルじゃないですか」 「……もういいですか?」 「……」 「では……次はどなたが? 」 そこまで言いかけて、止まった。隣の彼女が、俺の背中で不審な動きをしている。 「何を、されているんですか? あなたは……」 「ん? あら……どこかに、ecoモードのボタンあるのかなぁって……」 中条さんはいよいよ俺を機械にしたいらしい。 「これが、通常モードです」 大友と、吉良の肩が小刻みに揺れていた。
/561ページ

最初のコメントを投稿しよう!