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 それに気づいている志賀はたっぷりと煽ってから、麻木の触れてほしい部分に舌を這わせ、吸い、充分すぎるほどの快感を与えてくれる。 「は…、あ…」  小刻みに漏れる甘い吐息は短時間のうちに次第に回数を増して、恥じらいをなくしていく。だから胸の先端が舐め上げられて、びくびくと小さく身体が跳ねても、もっと欲しいという気持ちで志賀を引き寄せていた。 「どうしようかな。気持ちよくしてあげたい気持ちと、意地悪したくなる気持ちがいつも俺の中でせめぎ合ってる」  悪戯っぽく囁いてくる志賀は明らかに愉しんでいる。 「志賀さ…」 「わかったよ。我慢できないんだね」 「…んっ…」  望み通り、志賀は麻木の欲しい快感を与えてくれた。胸を弄りながら下着を脱がし、昂ぶったそれを片方の手で扱く。同時に与えられる快感は相当のもので、荒い呼吸と喘ぎが増していく。 「あ…っ、…」  指を挿入され、内部をほぐすように優しく、しかし確実に弱い部分を探り当てて攻めてくる。気持ちよくてたまらなくて、動きに合わせて揺れそうになる腰を何とか制止しようとする。 「あっ、あ…志賀さ…もう…っ」
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