プロローグ...ハルベリア

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王女セレの推薦により、引き抜かれた。 王女の願いに女王陛下も快く与えた。 当時、俺はしがない小さな傭兵隊の一員だった。 自分で言うのもなんだが、傭兵隊の中でも、若手で優秀な人材ではあった。 だが、彼女からそう声が掛かれば、 すぐにでも、傭兵隊の友人とも別れてこのハルベリアへ来た。 彼女は心から俺を信頼している。 その信頼は、生半可なものではない。 それを形に、と設定された俺の給料を見て おそらくハルベリア騎士のほとんどが驚くことだろう。
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