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「やっぱり・・・
それでなんとなく声が聞きなれないのね・・・
かわいそう私が傍に居たら
看病してあげるのに・・・ 」
彼女はすばらしいサービス精神の持ち主だ
きっと店でもナンバーワンを
張っているんだろう!
こんなにマメに客に連絡を
してくるんだから
なんならその店に行ってもいいぐらいだ
「風邪にはね・・・・
ねぎが効くのよ
今日のお店のサービスランチにネギの
ポタージュを出したの・・・
良ちゃんにも飲ませてあげたかったな」
お店のサービスランチ?
最近の風俗はそんなサービスがあるのか?
「・・・・君が・・・作るの? 」
思わず聞いてしまった
クスクス笑いが向こうから聞こえる
「あら!イタリアンシェフの
私が作らないで誰が作るんですか?
今日あなたの電話を受けたウエイトレスの
チェンさんもとっても美味しいって言ってくれたのそれと世界を飛び回っている
あなたをとってもグローバルで
ステキですって 」
ガンッ・・・・ゴロゴロゴロ・・・・
咄嗟に持っている
缶ビールを落としてしまった
フローリングにビールの水たまりができた
「まぁ!今の音はなぁに?」
「ああっっ
ビールを落としちゃったんだ・・・
ゴメン・・・・ 」
「意外とそそっかしいのねぇ 」
クスクスと機嫌よく彼女が笑う
あわててジュンは持っていたタオルで
床を拭いた
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