第一話 夜中のコールに御用心

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「今日の結婚式には 政治家達や有名人も来るんですって!! それにマスコミも!すごいわね 」 佳子も小さなバックから 口紅を出して言った 「孫のタクミ君の結婚式でも 大臣のおじいさんが仕切ってるのね! みゆきも大変だわ」 「それで  外はあんなに警官がいるのね!」 「お料理もたいしたものよ ねぇ 二次会で着る服持ってきた? 」 ユリアは首を振っていった 「ううん  荷物になるから置いてきちゃった 一回着替えに帰るわ ここからそう遠くないし    」 「私たちもいつか花嫁になれる日が くるのかしら・・・」 ユリアがぼそっと言った 「あら!意外と弱気ね もうすぐ良ちゃんとそうなれるわよ 今日はこれなくて残念だけど   」 佳子が気を使って言った ユリアは小さく微笑んだ
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