1541人が本棚に入れています
本棚に追加
/191ページ
途端、ぞわぞわぞわっと全身に鳥肌が立ち、思わず後退る。
東雲さんも顔色を変え、逃げ出そうとしているのか、僅かに腰を上げた。
「オイ、にゃあ! 獲物を見せなくていい。な? すごいなー、にゃあは。だから、わかったから! 俺の膝の上に置くな! う、わあああああああああ!!」
そうして、私と東雲さんの穏やかなひとときは、あっという間に終わりを告げ、いつもと変わらぬ賑やかな日常が戻ってきたのだった。
最初のコメントを投稿しよう!