あの子
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あの子は興味津々で辺りを見回した。 ぐるっと回って玄関に入ってきた。 しばらくドアを開けていたが出て行かなかった。 あの子は痩せっぽっちでボサボサの毛をしていた。 「ごはん食べる?」 「うん!」 ガツガツ食べた。 「めが緑色なんだね」 あの子の目は緑色でまん丸だった。 緑の丸で『みまる』と名付けた。 その日からうちの子になった。
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