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「喋んないなぁ」
「喋んねぇなww」
俺たち二人は頭の燃えているジジイを目の前にボヤく。
色々とやってみた。
それこそ口にするのも憚れる様な事を。
流石におかしい気がする。
「ちょっと消してみていいか?」
「いいよ」
ソルージェに許可をもらったので頭の炎を消す。
髪と皮膚の焦げたにおいが充満していて臭いったらありゃしない。
ソルージェが風魔法で空気を循環させて匂いを消す。
使えるのは風と雷の二種類らしい。
「で?炎を消して何をするつもりなのさ」
「まぁ…流石に不自然さがさ…」
このジジイ、ただ笑うだけなんだ。
『儂はまだまだ研究をするぞい!!』てな感じだ。
正直、何回殺してやろうかと思ったさwwww
俺は新しく炎を出す。
色は薄い黄色。
「何隠してんのか…見せてみろ!!www」
とりあえず顔面に叩きつけた。
当たればいいからなwwwww
薄黄色の炎はじわじわとジジイの全身を包んでいく。
そして全身を包んだ所で俺の意識内に結果が流れ込んでくる。
「…【禁口の呪】(キンコウノジュ)………当たりかwwwwwwww」
「禁口の呪って」
「強制的な箝口令、または口封じの呪印ってこったwwwww」
俺の使った炎は、呪いの有無と種類を特定する炎。
それしか見れないけど、ソコまで分かれば他の色で対応する。
次に俺は薄紫色の炎を出す。
その炎を再び顔面に叩きつけた。
「今のは?」
「呪い解除の炎。【浄化炎】(ジョウカエン)とも言うかなwwwwただしコレは自分以外に使う用wwwww自分に使うのはまたちょっと違うのwwwww」
他人に使う方がかなりの魔力を消費する。
簡単に言ってしまえば今の薄紫の炎は最上位に匹敵する魔法であるwwww
魔力過多万歳wwwwwwゴリ押し上等wwwww
………まぁ、難点として時間がかかるってデメリットがあるんだけど。
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