今日もまた賑やかな一日

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知らない天井だ… なんて思いながら白い天井を見上げた。 俺なんで寝てんだ…? テラ〇ンジwwww よし、思い出せ、俺はお昼ご飯を食べて……それから…… 「ヴェル!目が覚めたんだね!!」 「~~ッ!!頭に響くから黙れ!!」 「…うぅ…ヴェルが酷い…」 いきなり視界内にスライドインしてきた人物の声が、とてつもなく頭に響いた。 ガンガンする。 「あ、ヴェディ。気が付いたんだ。よかった」 「ソルージェ…」 頭に響くと言ったからか、声を抑えながらソルージェが声をかけてきた。 明るい部屋の中で見直せば、やっぱりピンク色の髪をしていた。 俺は体を起こして周囲を見回す。 其処は魔王城で生活するようになって、何度かだけ足を踏み入れたことのある部屋だった。 左右にいくつか並ぶダブルベッド。 正面にはソファやテーブルがあって、壁際には棚が所狭しと並んでいる。 そして、頭に花瓶をすっぽりと被って、両手足を後ろに一括りに縛られて、海老ぞり状態で天井からぶら下がっている白衣の男。 思わず宙吊りの男をガン見した。 「ん?あ、アレね。ヴェディが倒れたからここに運んできたんだけど、スクルリアさんが丁度居てね。ヴェディに必要以上に触ろうとするスクラードさんをあんな風にして帰って行ったよ」 「やっぱりアレはスクラードで、やったのはスクルリア隊長か…ww」 ソルージェの説明で納得した。 宙吊りの男は、スクラード・アルマデル。 本来は灰色のロン毛でオレンジ色の眼をした、認めたくないがスクルリア隊長のお兄様らしい。 この魔王城の専属医師でもある。 今は花瓶でその顔が見えないけど、ここに来ると基本的におかしな格好で居る。 初めて見た時は、勢いの着きすぎた蝉ドンで手足が天井にめり込んだような状態だったwwwww 「ブラックドラゴンと人間の子なんて、どちらの特徴をどれだけ受け継いでいるのか、気になるらしい」 「へー…ナイス、スクルリア隊長」 「スクルリアさん、お兄さんに容赦ないよね」 「コイツに限っては良いことだと思う。こんな奴、髪の色を変えてしまえww」 「なぜ髪の色…」 だってwwww やっぱり灰色のロン毛で白衣とかww しかも魔王城の医務室の医者なんだぜ?wwwww あの方とのキャラかぶりが酷いwwww
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