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相手の魔力領域がある限り俺の存在はバレバレなので堂々と近づく。
だってバレてんのにコソコソ近づくって…相手からしたら『何してんのコイツ』って感じで凄い哀れな感じだから。
あと7mくらいかな…
「そこで止まれ」
「……ッ!!!」
相手は振り向かずに俺に命令した。
その声は低くて、何度も聞きたくなるような…。
イケボですね。はい。……けッ(。-`3-)
でも体は命令を聞き入れようとして足が止まりかけた。
それを動かして5mを切ったところで相手が振り向いた。
「止まれと言ったのが聞こえなかったか。…跪け」
「うえ!?」
相手の黒真珠の様な瞳に見られ、更なる命令。
俺の膝が崩れ落ちた。
一瞬、バララ○カに言われた瞬間ドラグノフで膝撃ち抜かれて跪かされた殺人鬼を思い出したんだがwwwww
自分の意志に関係なく跪くってとこでwww
笑ってる場合…違うよな?
上を見上げれば相手の顔が見えた。
生物として限界なんじゃ…って思えるほどの肌の白さ。
掘りの深い顔立ちは………超絶イケメン様。
俺面食いなんだよ…好みだわwww
少し長めの前髪の間からさっきも見た瞳が見下ろしてくる。
その目付きは鋭い……下手に近づいたら睨み殺される。そう錯覚するほど。
「貴様…何者だ。」
「あははは……何者と言われましても…人間としか…」
「…人間?……嘘だな。正体を見せろ」
「!!ぐあっ!」
男がまた命令をした。
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