1114人が本棚に入れています
本棚に追加
/254ページ
「いい返事を期待しておくぞヴェルディナ」
魔王はそういうと愉快そうに笑って消えた。
姿が消えると周囲の魔力も嘘みたいに無くなって体が軽くなった。
「五日の間…か…」
これってさ、実質断れないよね。
俺は立ち上がって服の砂埃を払った。
取り敢えず依頼を終わらせよう。
そっから少しだけ考えよう。
「いててて…絶対に痣になってるだろコレ……」
俺は小さくため息をついて残り分の薬草収集に戻った。
ギルドに戻った時には夜中になってて、薬草を納品して報酬を受け取ると寝床に帰った。
カラさんへの奢りは明日にしよ。
最初のコメントを投稿しよう!