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採取依頼は、薬草や小型の魔物の素材が欲しい時に組合に依頼されるものだ。
薬草とかでも魔物がウロウロしてたら一般人には危険だから組合に回ってくることは少なくない。
「今回のは三日前に来たんだけど…A 階級だから受けられる人が少ないし、採取依頼だから人気が無いの」
「ちょっと見せて?」
カラさんから依頼の内容が書かれた紙を受け取る。
内容は薬草系の採取。
その薬草自体に面倒な採取方法はないみたいだけど、生えているいる場所には魔物が多くて危険度が高いからAランク指定さてるようだ。
「この依頼、俺が受けるよ。採取依頼なんてのんびりできる依頼…なんでみんな行かないんだか」
「ヴェディが変わってるのよ。他の多くのモンスターに気を配りながら目的の物を必要数集めて帰還…大変なことよ?」
「楽しいのにな……まぁいいや。契約書用意お願い」
「はいはい」
俺が言うとカラさんは素早く契約書の用意をしてくれた。
依頼内容と依頼主のサインのされた紙。
契約内容は依頼成功時の報酬のこと。
それと…あれだ。危険な乗り物に乗るときとかにあったやつ。
『あなたが命を落としたり精神的外傷を負っても、こちらは責任を負いません』的なやつ。
俺は内容に二回ほど目を通して問題ないことを確認した後サインした。
「AA 階級のヴェディが今日来てくれてよかったわ」
「これが俺の趣味だからww」
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