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山道を走り30分。深い森の中に突如獣道が現れました。
雰囲気があるということもありテンションが上がりました。
「この道を抜けた先にフェンスがあるからそこを乗り越えたら廃病院だから」
きょうすけはそう言い残して僕たちを降ろして車で去って行きました。
僕、しょうた、ゆうすけの三人は懐中電灯を片手に獣道を歩いて行き、フェンスを乗り越えた先にその廃病院は姿を現しました。
大きな五階建ての建物は年数は経ってもその姿を残したままそこにしっかりと佇んでいました。
「よし入ろう」僕が言った瞬間
しょうたは言いました。
「ここはヤバイ。帰ろう」
それを聞いた僕とゆうすけは言いました。
「心霊スポットに行くと自称霊感ありますって奴が大抵それ言うし、それの相手するのほんまめんどくせーからもう行くぞ」
ロクに相手もしなかった事をこの後酷く後悔する事を知るよしもありませんでした。
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