消えない恐怖

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  それから、何事もなく数日が過ぎて、  恐怖心が薄れてきた頃、 また、あの嫌な感覚!  完全に油断していた。壁に向かって横向きに 向かい合った状態で、身体は動かせない。  待ってたかの様に聞こえてくる音。  聞きたくなかったのに!!  「ドックン、ドクン」  「ドックン、ドクン」  眠りを妨げられた苛立ちと 忘れかけてた恐怖心で焦る私。  ゾクゾクっと背筋が冷たくなると冷汗が、出るような感じ。  本当に訳が分からない!  私に何か訴えているのか?  声が出せないので、心の中で聞いてみる。  『私に何かして欲しいの?』  『そんな力無いから、何も出来ないよ!』  恐怖心でいっぱいだけど、金縛りから 解放されたくて、必死に訴える。      
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