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二時間位、歌ったら喉も渇れてきたので雑談タイムになる。
「タクミ君はよく出会い系使うの?」
私は素朴な疑問を投げかけた。
「そんなことないですよ。今回が初めてです」
「はじめてが、こんなオバサンだったんだあ……」
「そんなこと言わないでくださいよ。リサさんは綺麗です」
「ありがと」
この子は、ホントにもう、そこまでハッキリと言うんだから……。
「リサさんは色々な人と出会ってきたんですか?」
「うん。まあまあかな。だいたいおじさんだったけど」
「楽しいですか?」
「うーん。ガッカリすることが多かったかな。変態な人が多いの。お金あげるからホテル行こうとか」
「あー。そんな感じですか……。行ってないですよね?」
「行くわけないよ。私はそうやってお金を稼ぐつもりはないから」
「ハハハ。そうですよね」
「タクミ君はやっぱり彼女が欲しくてはじめた感じ?」
「うーん。実は最近切ないことがあって、それで他の女性と話しをしたくなった感じで……」
「へーそうなんだ。気になるな。聞いてもいいかな?」
「いいですよ。なんだか楽になるような気がするので」
「じゃあ聞かせて欲しいな」
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