新鮮な出会い

9/12
前へ
/26ページ
次へ
昼食を食べ終え外に出た。時刻は15時。まだ全然明るい。 「どうします?まだ時間的に余裕ありますか?」 タクミ君は聞いてきた。あんなことを話して、引くなんてこともせず、まだ私といようとしてくれる。 「うん。大丈夫だよ」 私は堪らなくタクミ君と一緒にいたいと思えた。 「カラオケでいいですか?」 私達は子供とよく行くカラオケボックスに入った。 大人になりかけの男の子とカラオケ。私とっても新鮮な気持ち。 タクミ君は流行の邦楽を選曲して歌った。普通に声も出てるし、上手いと思った。 私も子供のおかげで今時の歌を知っているので歌った。 「結構上手いんですね。すっごい高い声でるじゃないですか」 「ありがと。娘とよく歌ったりするんだよね」
/26ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加