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昼食を食べ終え外に出た。時刻は15時。まだ全然明るい。
「どうします?まだ時間的に余裕ありますか?」
タクミ君は聞いてきた。あんなことを話して、引くなんてこともせず、まだ私といようとしてくれる。
「うん。大丈夫だよ」
私は堪らなくタクミ君と一緒にいたいと思えた。
「カラオケでいいですか?」
私達は子供とよく行くカラオケボックスに入った。
大人になりかけの男の子とカラオケ。私とっても新鮮な気持ち。
タクミ君は流行の邦楽を選曲して歌った。普通に声も出てるし、上手いと思った。
私も子供のおかげで今時の歌を知っているので歌った。
「結構上手いんですね。すっごい高い声でるじゃないですか」
「ありがと。娘とよく歌ったりするんだよね」
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