《ガーディアンズⅢ-BUY TRAFFICKING》

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「姉さん、姉さん」 「ああ、コットン……。もうちょっと寝る」 「寝るのはいいですけど、こんなところで風邪引きますよ。もう、毛布も掛けないで」  はっと気づくと、リビングの床の上で寝ていたようだ。絨毯があるし、室温もちゃんと一定に保っているから寒くはないけど、背中が痛い。 「んー、背中痛い」  コットンは起き上がったあたしの背中を少しさすってくれていた。 「どうしたの? リングは?」 「鳴らしたけど出なかったのはだあれ?」 「んー? あ、ホントだ」  あたしのリングにコットンの番号が表示されている。 「で、なにかあったの?」 「カイトが来てるんですよ。今日もまたパーティーです」  あかねもよくやるな。 「まさか全員集合?」 「はい。女の子達も全部。ヒロだけまだ帰れないってさっき確認しました」  そっか。ヒロはまだ仕事だ。 「……うん。行く」 「タキさんなんてもう、相当飲んでますよ。よほど嬉しかったんでしょうね」 「カイトは? 起きてて大丈夫なの?」 「もう大丈夫なようです。食事もしっかり食べてましたから」 「そっか。それは良かった。みんなどんどんいい方向に向かっていくね」 「それがあたし達ガーディアンの役目ですから」     
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