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「あ~腹立つ、海に沈めたろか」
深見と高木は顔を見合わせている。
「ほんまに時間の無駄やった…なんであんなに気になったんかほんまに分からん、わからんのやけど、あ~ぁっ」
あのまま、咲季には逃げられた…
カバンもヒールも置いたまま…5階から逃亡!有り得へん…ぶっ飛んどる!
腹立たしさをぶつけたろうと思っとったのに、また姿消しよった!
「鷹椿さん…もうよろしいでしょう。価値はないと分かったんですから」
深見がゆうし、高木も頷いとる…
ほんまにそうなんや。価値はないとわかったんやから、もうほっといたらええはずなんや…
なんで、まだ追いかけようとするんや?
「すまん、分かってる。今日の予定は?」
「今日、明日と大きな予定はありません。せっかくですから、ちょっと休まれたらどうですか?」
深見が休めと勧めてくる。
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