3.

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「あ~腹立つ、海に沈めたろか」 深見と高木は顔を見合わせている。 「ほんまに時間の無駄やった…なんであんなに気になったんかほんまに分からん、わからんのやけど、あ~ぁっ」 あのまま、咲季には逃げられた… カバンもヒールも置いたまま…5階から逃亡!有り得へん…ぶっ飛んどる! 腹立たしさをぶつけたろうと思っとったのに、また姿消しよった! 「鷹椿さん…もうよろしいでしょう。価値はないと分かったんですから」 深見がゆうし、高木も頷いとる… ほんまにそうなんや。価値はないとわかったんやから、もうほっといたらええはずなんや… なんで、まだ追いかけようとするんや? 「すまん、分かってる。今日の予定は?」 「今日、明日と大きな予定はありません。せっかくですから、ちょっと休まれたらどうですか?」 深見が休めと勧めてくる。
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