ゾンビが出た!

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ゾンビが出た!

  大田原大輔は『ゾンビ伝』をやったがゾンビがなかなか死ななかった。ゾンビを倒した。  大村裕子って高校時代の友達が彼女になった。  久喜駅近くにあるシダックスでいろんな歌を歌った。ミスチルとか福山雅治とか。  夜、家に戻ってきてゲームを再びやった。高杉健一を操っていたがカラスに殺されてしまった。  メールが来た。裕子からだった。『別れよう』ひどい仕打ちだ。  マシンガンを拾ってカラスを倒した。  裕子から再びメールが来た。『さっきのはゴメン、ちょっといろいろあってイライラしていた』  よかった!  大輔は気づいた。このゲームは高杉が死ぬと不運なことが起き、敵キャラが死ぬといいことが起きるんだ。  エレベーターに乗り込んだ。A・V・E・C・J・R、6個アルファベットが並んでいる。どれかを押すと次に進むらしい。  Aを押した。ゾンビが次々に現れて高杉は食い殺された。  急激に体がだるくなってきた。熱が38℃もある。病院に行って先生に診てもらったが、全然よくならない。  大輔は薬を飲んでフラフラになりながらゲームをやった。  ヒントが現れた。『15・18』  大輔はRを押した。R指定か、見てみたいな?『バトルロワイヤル』とかどんな感じなんだろう?エレベーターが動き出した。扉が開いた。侍が歩いている。おかしな時代に来てしまったようだ。  鎧兜を来たゾンビが刀で襲いかかって来た。  高杉はすぐ近くにあった槍を手にしてゾンビを斬り殺した。  熱がみるみるうちに下がっていった。 「寝なくて平気なの?」  母親が心配してくれた。 「もう、大丈夫」 『セーブしますか?』とコマンドが出た。Aはい・Bいいえ……Aを押した。  大輔は知らなかった。Bを選んで進み、敵を倒すと現実世界でも魔術を使えるようになるってことに。    高杉は荒野にやって来た。馬に跨ったゾンビが襲いかかって来た。弓矢で攻撃してくる。ブシュッ!ブシュッ!  高杉は弓矢に刺されて死んだ。 『ゲームオーバー』  今日はこの辺にしておこう。  具合もよくなったし?散歩にでも行こうかな?  家を出ると大輔はトラックに轢き殺された。
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