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「サタンって、あの…?」
「信じられないか?まぁ、それでもいい。お前がこの扉を開けたということは、私の配下になるという事。」
【ルチア、ルチア…その者言うことをきいてはなりません。白い扉を開けるのです。】
声は、左側にある白い扉から聞こえてきた。
サタンを名乗った男はいまいましそうに、扉を睨むと、右手を扉の方に向けて
「五月蝿いな。天使風情が。」
黒い光線を放った。
扉は黒い炎によって消えそうになったその時、爆発した。
男は、浮かべていた笑みが消えて眉間に皺がより始めた。
そして盛大に舌打ちをした。
「なんて無礼なんでしょう!さすが悪魔といったところですね。」
爆発したと思った扉が目の前で開く。
次の瞬間、眩しい光に包まれたと思ったら、そこには真っ白い翼を広げた美しい女がいた。
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