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「友達が好きですか?」
「家族は好きですか?」
「自分のことは好きですか?」
『幸せですか?』
じゃあ先生。幸せってなんですか。
何があれば幸せなんですか。
世界なんてちっとも平等じゃないのに人は誰にでも平等であれと言う。
それでも人を判断する時は自分より〝下の人間〟か〝上の人間〟かで判断する。
道徳と常識と大きな物差しで人と自分の偉さや充実度を図り幸せか不幸かを決める。
個性は大切だなんてその個性が人に評価されるものに限るというのに。
先生。自分ににとっての幸せは誰かにとっての幸せではないし、誰かの幸せは自分にとって幸せではない。
そんな言葉など理解できないほどに不幸な人がそんな問いに答えられると思うのですか。
それともこちらの不幸はあなたにとっては幸せなんですか。
それともどうでもいい人間の幸せか不幸せかなんて興味を持つに至らないのですか。
「〝友達〟なんて嫌いです。」
「〝家族〟なんていりません。」
「〝自分〟なんて生まれて来なければよかった。」
『〝幸せ〟は〝もってません〟』
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