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【相談内容】別れた男は下着フェチ
私、浜崎千歳が一週間前に別れた男は、一流下着メーカー勤務のエリートだった。見た目は良くも悪くもない。どこにでもいそうな普通の４０歳独身男性。ただし出世コースまっしぐらで、お金に困っていないところは同じ世代の２０後半男性にはない魅力ではあった。
たまたま出掛けたホテルのバーのカウンター席で隣になって意気投合し、何度かデートを重ねてつき合うようになった。彼女になって、彼が超がつくほどの下着フェチだということが発覚した。それまではおくびにも見せなかったから、知らなかったのだ。
私の持っている下着が少ないと言っては下着をプレゼントしてくれる。おかげで洋服タンスは色とりどりの下着でびっしり埋まった。それこそ半年毎日違う下着が着られるほど、だ。
最初のうちはうれしかった。実際、持っている下着は一週間できっちりローテーションが組めるくらいしか持っていなかったからだ。でも実際、それが一年も続くとうんざりする。彼がプレゼントしてくれるのは『下着』だけだったから。
「なにが気に入らないんだ？ 全部、君のためにやっていることなのに」
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