死線(デッドライン)

2/2
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/6ページ
彼女はタバコを吹かして待っていた。「おいちょい待て!お前…」音海「私か?そっかモデルルームでは未成年は喫煙出来ないんだっけ?でもまぁその辺ここは夢だからなぁ。因みに私は17歳だ。」僕も試しに吸ってみたがやはりタバコ型のチョコレートとか《ではなく》モノホンだった。勿論未成年の僕は吸い方も知らず咳き込んだ。「お前ここ禁煙だぞ!」おいおい禁煙なんかい!「で、マスクか?っていや『ご挨拶』お前は喋らなくていいぞっていうか喋るな!まだ数珠が光り切れてないからな!」すると彼女は「コードネームで言うな!」とメモをエジソンに見せた。エジソンはもうこうなることが分かっていたから後は料金を払ってくれればいいと得意げに話す。そして彼女は専用のマスクを着用した。「はぁ~やっと喋れるよ。」「それは良かったね!でも今度は別の意味で喋れなくなるよ。だってこの目隠し用の鉢巻を外したら俺の『死線』で喉が焼き切れるからな!」まさかさっきの。彼女はまた僕の手を引っ張るようにして逃げた!「おいおい逃げてばかりじゃあいずれ追い詰められるぜ。それに目が見えなくたって動けるように訓練しとるんだ。お前数珠使いになって1年目だっけ?俺は3年目だ!先輩の意見はよ~く聞いとかんとな後輩くん。」くっそ~と思っていたら僕たちはトイレに逃げた。「おいおいここ女子トイレだぞ!」「これでいいんだ。」「先輩の言う通り逃げるの止めました。」「そうかそうか素直になってくれたか。じゃあ命だけは取らないでおこう。」と彼は鉢巻を取ろうとする。その時彼女は洗面台の窓硝子を割った!「何ぃ~!」「先輩、確かに後輩は先輩の意見は聞くものだと思いますが、でも悪までもそれは参考にするだけ。何でも思い通りにいく操り人形ではないんです。」「貴様、俺を鏡を使って自分自身の能力で滅ぼす為にわざと追い詰められた《ふり》をしていたのか!」彼は呆気なく自分自身の光線が胸に当たり息はしているものの再起不能となった。
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!