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(アイツとは? 全員が怪我する事なら苛つくのもわかる
!それによっては、自分も言われる可能性のある。)
それは、謎めいた事が起きた。
『囚人番号 21番 51番は、それそれ10人を選抜した
看守にメモを渡す事!
明日の昼から始める。』
何故、急になのか?
21番の苛つきは、見てわかるくらいに、なっていた。
『アイツが相手なら、誰でもいいな!
死のうが、生き残っても同じだからな!』
(アイツが相手なら、誰でもいい?
生き残っても同じ?
どういう意味があるんだ?)
その後、またアナウンスが流れてた。
『100番が、20人ではつまらないとの事
15人ずつ、それぞれから出して貰う。
そのかわりに、最後まで居たチームには
100番が、望みを1つ必ず変わらずにやる事を
条件につけた。食事以外なら、望みを1つ必ず
続ける約束をする。以上! 』
『今度は、人数が少ないから相手を増やしたいのか?
俺らも軽く見られたな!
負ける訳にはいかない!』
21番が言った途端に、牢内では静かなのが、ざわつく声が聞こえてきた。
『ヤバイ! ヤバイ!』
『あんなの見たら、誰も出たくない!』
『試合ならわかるけど、暇つぶしだろ!』
『俺選ばれたら、死ぬな!』
そして、またもや突然のアナウンス…
『今から相手を決めに出るそうなので、全員は座っている
ように!』
(相手を決めさせる?
選ぶのか?
そんな自由が許されるのか?)
俺らは、自由はない!
作業以外には、牢から出して貰うことはない。
看守が言いなりだと思うようなアナウンス!
そして、21番さえ大人しく座っている。
俺の横の奴が震えてるのがわかるくらいに
怯えていたのは、この刑務所の囚人全員だろう!
(なぜか、女っぽい声で『この人!』と聞こえるのは
可笑しいのか?)
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