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牢内の覗き込んだのは、女だった。
『ねー!この中で誰が強いの?』
質問には答えない21番が居た。
『答えてくれないんだ。つまんない!』
慌てて21番が答えた。
『まだ、入った者も居るので、誰とは言えません。』
(何故、怯えながら答えたのか?)
『なんだ!つまんないからここの全員ね。』
看守は、(わかりました。)
(何故、看守は拒否しないのか?)
21番が答えた。
『全員とは、8人ですか?』
女は、『つまんない奴が普通なら、大勢の方がいいでしょ
!毎回待つの飽きちゃったんだもん!』
(待つ? 他の囚人が言っていたのは女だったのか?
何故、女がこの刑務所に収監されでるのだ?)
21番が言った。
『まだ、不慣れな者も居ますので、他の牢内を見てからで
も良いのでは?』
『だって、この前はクズばっかりだったし!
毎回待つの暇なんだもん!
別に、減っても直ぐに来るからいいの!』
看守は拒否しないらしい。
『言われたまま出ればいいだけだ!』
(何故? 女がいるんだ?)
看守と女が去った後に21番が言った。
(アイツ相手だとよくても、病院送りだろう!
死んでも別に構わないからな!
やりたい放題かよ! )
緊張しながら21番に尋ねた!
(なんで、女がいるんですか?)
21番が嫌がるような顔しながら言った。
『アイツは、死刑執行人なんだよ。 怪我させても大丈夫!
そして、アイツの暇つぶしが、この刑務所のバトルなん
だよ。 個室に、男達と一緒で無ければ、殺すからな!』
(女の刑務所で、人を殺したのか?)
21番は続けて言い出した。
『アイツは、女の刑務所では看守が怪我することから
此処に搬送された奴だ!
人とは思わないくらいに残酷だ!
怪我ではすまないくらいの奴が警察病院に行った。
殺された方がマシかもな!』
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