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集まった全員の顔色が変わっていった。
(あんな化け物を殺せる奴なんて居ない。)
(何処まで、俺らはオモチャなんだ?)
(何人が死んだか?)
(俺も死ぬんだな!)
(逃げられないのなら、死んだ方が楽だ!)
(怪我だけで、戻ってくる事から逃げたい。)
(こんな道具使っても同じだ!)
それぞれが、呟いていた。
そんなにも恐ろしいのか?
『さぁ、バトル開始だ!始めろ!』
看守からのアナウンス
『来ないなら、こっちから消していくよ!』
笑いながら、1人を捕まえて殴りながら気を失うまで遊びだした。
『あれ?気を失っちゃだめ!』
そう言いながら、その囚人を蹴り出した。
(あれは、骨折れてる音だよな?)
その囚人は血だらけになった。
看守が来て、首を横に振った。
(死んだ!)
誰もが言ったことで、恐怖感に包まれいった!
『みんな、こうなりたいの?死にたいなら殺してあげる』
本当に、女なのか?
あれだけの血が流れていても、殴り続けて蹴り続けた!
(1人では無理だ。全員で行こう!)
お互いの顔を見ながら、うなづく囚人達…
囚人49人が一斉にアイツに向かって行った!
だか、笑いながら次々と骨が折れる音が鳴り響いた。
バットも、簡単に腕にあったても、痛みがないのか?
平然とバトルを楽しんでいる!
もう何人の囚人達が倒れていくのか…
いろんな道具を持っていても勝てない!
倒れた囚人に、容赦無く蹴り続けた結果!
死亡者が増えていった。
『あぁ!つまんないの!私は血が流れても楽しいのに
死んでしまうんだもん!』
自分も血を流してるのに…
『つまんなくなったから、辞める!飽きた!』
看守がアイツの側に行って、客を扱うように部屋へと向かって行った!
(終わった!でも30人死んだな!)
21番は、死んでしまった。
俺はもう恐怖からいけなかった。
看守からアナウンスが流れた。
『残っているもの達で、死体の片付けと掃除だ!』
もう死刑判決が確定している刑務所だったんだ。
だからこそ、囚人の補充をしているんだ!
ここは、生きて帰れる場所ではなかった。
同室の囚人に聞いた。
(21番が亡くなった時は、誰かリーダーなのか?)
(看守が決めるんだ!)
俺達には、権利さえ無いのだ!
とりあえず、死体の片づけをしてから、掃除だ。
この血だらけのフロアーには、どれだけの血が流れてきたのか?
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