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あの女は、化け物なのか?
あれだけの血を流してるのに、笑い続けていた。
頭がいかれてるのか?
看守に聞いた。
(あの女は、怪我してなかったんですか?)
『怪我は大したことはないが、苛ついている!』
大したことがない?
骨は折れていたはずだ!
化け物だ!
そして、21番の代わりが来た。
『43番だ。宜しくな!』
あとから、4人来た。
もうバトルが嫌になってしまった、
食事などのバトル冴え怖くなった、
そんな時、アナウンスが流れた。
『これからは、しばらくの間はバトルなしで…』
なぜなんだ?
バトルがない?
これからは、どうなるんだ?
そして、食事の時わかった!
豪華な食事だった。
何故だ?
囚人達の恐怖を覚える者は多かった。
この前までは、バトルでの勝利グループのみだった!
あの女とのバトルの後から、この食事の意味は?
それにしても、化け物だった。
怪我が大したことないがないと言っても、女だ!
何十人と殺して、血まみれの姿で笑っていた。
何処まで本気なのか?
ただの遊びがあの人数の死なのか?
そのな時43番が喋り出した。
(今日中に、死んだ人数が此処に来る!)
どういう意味なんだ。
恐々聴いてみた。
(どうして、わかるんですか?)
(俺が此処に来たからだ!)
(えっ?)
(俺は何十人も女を殺して来たからだ。)
殺人鬼?
そんな男が来ていたのか?
(此処の2つのグループのリーダーは、殺すことに
楽しんでいた奴が、リーダーとして此処に来る
事になっている。リーダーが死んだ場合には
同じような俺みたいな奴がリーダーとして
この刑務所という、処刑台に送られるんだ。)
あの女とのバトルについても聞いてみた。
(女とのバトルの事は知ってますか?)
(あー知ってる。殺すか?殺されるか?
2つに1つだって事をな!)
女の情報も聞いているのか?
恐々聴いてみた。
(あの女は、何十人も家に押し入っては殺して
血まみれで歩いていたらしい!
精神障害として病院送りになったが…
職員を噛みちぎるようになったから、此処に
来た。)
何となく覚えている事件だった気がした。
(その事件何を詳しく教えてください。)
(良いだろ!アイツの周りの家に押し入っては殺して
時間がかけて家を燃やしていった。
それも深夜に起こしたから、全員が眠っていた。
アイツは、家の者に知られずに、合鍵を作ってい
た!犯行に起こるまでは、優等生の愛想が良いか
ら、気にせずに自宅に招いていたと書いてあった
だから、誰もが知らないアイツの本性をな!)
何処から、人生が狂ったのか?
アイツからわかる事は、殺人鬼だ。
だか、静かなひと時だと思いたかったが…
(食事がご馳走だと言う事は、次もアイツとのバトル
だから、覚悟しておけよ!)
その一言で、全員の箸が止まった。
恐怖心、恐怖感に包まれている雰囲気!
何故、アイツは殺人鬼のまま生かされているのか?
疑問に思う。
死刑廃止になったとはいえ、国が許可すれば
死刑執行はあるはずだ。
何故、死刑にならない。
俺らの補充をすることが許されているのは何故なんだ?
此処は、刑務所なのに…
刑務所という、処刑台だ!
あのフロアーでは、どんだけの血が流れて
死んでいったのか?
本当に、後戻り出来ない死刑執行人なのか?
(此処に連れて来られる奴は、ほとんどが殺人だ。
だから、死んでも報道されない。
全て病死として処理される。)
アナウンスが流れて来た。
『今週の日曜の朝に60人をこちらが、選んだ!
12 31 46 51 73 62 84 96 102 108 114
127 132 140 153 167 175 181 192 207
215 221 237 248 251 267 270 285
291 304 312 337 345 357 361 379
403 517 526 531 347 558 561 564
570 572 578 583 597 603 612 624
635 663 670 684 692 705 712
以上の者は、朝の10時にフロアーに!』
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