4#『チョコ』だと思ったら・・・

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 美由は、思わず叫んだ。  「めぇ~~~~~~~~!!」  黒ヤギの『チョヨ』は、全速力で牧場の柵に身を乗り出している美由の側へ走っていき、嬉し涙目の美由の顔をペロペロペロペロペロと舐めまわし、抱きついてきた。  「美由!!良かったね!!『コ』と『ヨ』のカタカナを覚えていて!!」  パパは、『チョヨ』に戯れて大はしゃぎしている美由に感激した。    「めぇ~~~~~~~!!」  「『チョヨ』ーーー!!きゃー!!『チョヨ』ーーー!!」  「もう・・・美由、服泥だらけだよー!!」  「いいもん!!『チョヨ』かわいいいーーー!!きゃっ!!」  「お客さん、そろそろ・・・」  「やだーー!!『チョヨ』といるもん!!」  「美由、もう帰らないと・・・送迎バスが。」  「やだーーーーーー!!『チョヨ』と居たいぃぃぃーー!!」  「めぇ~~~~~!!」  一難去ってまた一難。  ~このヤギの名前は『チョコ』だと思ったら・・・~  ~fin~
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