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美由は、思わず叫んだ。
「めぇ~~~~~~~~!!」
黒ヤギの『チョヨ』は、全速力で牧場の柵に身を乗り出している美由の側へ走っていき、嬉し涙目の美由の顔をペロペロペロペロペロと舐めまわし、抱きついてきた。
「美由!!良かったね!!『コ』と『ヨ』のカタカナを覚えていて!!」
パパは、『チョヨ』に戯れて大はしゃぎしている美由に感激した。
「めぇ~~~~~~~!!」
「『チョヨ』ーーー!!きゃー!!『チョヨ』ーーー!!」
「もう・・・美由、服泥だらけだよー!!」
「いいもん!!『チョヨ』かわいいいーーー!!きゃっ!!」
「お客さん、そろそろ・・・」
「やだーー!!『チョヨ』といるもん!!」
「美由、もう帰らないと・・・送迎バスが。」
「やだーーーーーー!!『チョヨ』と居たいぃぃぃーー!!」
「めぇ~~~~~!!」
一難去ってまた一難。
~このヤギの名前は『チョコ』だと思ったら・・・~
~fin~
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