第五章

4/5
9人が本棚に入れています
本棚に追加
/34ページ
「誰も居やしないわよ!」 「そうかよ! なら、お前さんと二人きりだな。裕二はアンタにベタ惚れだったからな。居るなら飛び出してくるだろうぜ!」  田中はへたりこんだ姿勢から慌てて立ち上がろうともがく澄子のスエットの端を掴み引き倒すと、そのまま覆い被さり、胸を揉みしだきながら澄子の股間に手を差し入れ着衣の上から強引に陰部を刺激し始めた。部屋の静寂を乱すのは澄子の押し殺した唸りと、田中の激しい息遣いだけだ。    固く閉じられた澄子の両腿に差し込まれている手が摩擦の熱と澄子の湿りによって熱くたぎってゆく。  強く抵抗しようにも、澄子は田中に四肢を絡みつかれている。逃げ惑う澄子は玄関先で悶絶し続けた。     田中は玄関床のフローリングの上で、澄子の下着の隙間に手を差し入れて、頃合いとみると熱く湿った下着をずらし、澄子の中へと欲望のたかまりを乱暴に進入させた。
/34ページ

最初のコメントを投稿しよう!