最終章
6/10
読書設定
目次
前へ
/
34ページ
次へ
「なぁ澄子、先に味見しなよ」 田中の為にコーヒーを淹れていた澄子の顔に一瞬影が差した。 「なぁに、念には念を入れようと思ってね」 その言葉に澄子は澄ました顔で、ショートケーキ大のケーキを手で摘み大きくかぶりつくと
咀嚼
(
そしゃく
)
し全て平らげ、指に付いたチョコレートを口で
舐
(
ねぶ
)
った。 澄子のねっとりとした仕草と、妖艶なくちびるに田中は欲情に再び灯がともるのを感じた。
/
34ページ
最初のコメントを投稿しよう!
9人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
235(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!