2 私と親って似てないの?

6/7
36人が本棚に入れています
本棚に追加
/23ページ
母は就職後そこ一筋で辞めることなく、有給もほぼ使うことなく、私を産みすぐ職場の託児所に私を預け仕事をしていた。 病院の敷地内に託児所はあり、目の前の為託児所と病院と24時間体制で連携していたようだ。父は子供が苦手なのか、扱いが解らないのか子育ては放置で、手伝ってくれなかった。その為私は、1日のほとんどをそこで過ごしていた。 母は顔が広くて、どこの病院に行っても知り合いや友達に出会っていた。そんな母が私は自慢だったし誇りだった。 その為か私はこの話しを有り得なくもない。と解釈をしてしまった。当時母子手帳の意味すら知らない無知の私…なぜか納得をしてしまった。 それ以前に母が力強く目を見開き、「沙紀は、私の子よ!!」と真っ直ぐ私の目を見て言われたら、疑う余地すら当時の私にはなかった…。
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!