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ヤバい。
カンテラが迫ってくる。
首を取られたらゲームセット。武器が無い自分にどうしろと言うんだ。
あぁ…負けたな。
僕は負けを認め、静かに目を瞑った。
ぐしゅっ
途端に意識が朦朧とした。なんだ…これ…。目をぱっちり開けて自分の胸元を見る。
赤い。ぽっかりと穴が空いている。
何だこれ………痛ぇ……。
カンテラ…どういうことだ…?ルールが違うぞ…?
カンテラをみた。
いつも無表情な筈のカンテラの顔がニヤリとほくそ笑んでいた。
まさか……嘘だろ……?
ばったりと僕は倒れた。
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