#6ドラゴン脱出

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大きな衝撃波が起きた。僕とタメタは洞窟の外に吹き飛ばされた。 ドラゴンの炎とタメタのバリアは相打ちだった。 でも……それでもドラゴンは怯まずにこちらに進撃していた。 『グガァ…グガァ……ガキ共め…我に恥をかかせおって…だがこれで終わりだなぁ…』 僕とタメタはも動くことも出来ないくらい体中が麻痺していた。 くそぉっ……、ここまでなのか……。 ドラゴンが高笑いをする。 『ヌハハハハファッハァッハァッ…グゥヌゥオワァァっ!?!?!?!?!?!?』 ドラゴンの腹に後ろから剣が深く刺さっていた。 『ぐぉ……まっまっさかぁ……そんな筈では………ヴぎゃああああああああ!!』 ドラゴンは苦しみながら息絶えた。 ドラゴンが倒れ、後ろからドラゴンの返り血を浴びた無表情の少年の姿があった。 彼がこのドラゴン、イカハを殺したのだ。 ドラゴンの腹から剣を抜きながらブツブツと言う。 「…………らがドラゴンに捕まった後、また上空を飛び回っていたドラ…………ものを全部俺が…………ながら追いかけてきたんだ………」 でも、ここだけははっきりと聞こえた。 「お前ら二人だけでドラゴンを相手にするなんて無茶だ、馬鹿すぎる」 「…………カンくん……」     
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