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大きな衝撃波が起きた。僕とタメタは洞窟の外に吹き飛ばされた。
ドラゴンの炎とタメタのバリアは相打ちだった。
でも……それでもドラゴンは怯まずにこちらに進撃していた。
『グガァ…グガァ……ガキ共め…我に恥をかかせおって…だがこれで終わりだなぁ…』
僕とタメタはも動くことも出来ないくらい体中が麻痺していた。
くそぉっ……、ここまでなのか……。
ドラゴンが高笑いをする。
『ヌハハハハファッハァッハァッ…グゥヌゥオワァァっ!?!?!?!?!?!?』
ドラゴンの腹に後ろから剣が深く刺さっていた。
『ぐぉ……まっまっさかぁ……そんな筈では………ヴぎゃああああああああ!!』
ドラゴンは苦しみながら息絶えた。
ドラゴンが倒れ、後ろからドラゴンの返り血を浴びた無表情の少年の姿があった。
彼がこのドラゴン、イカハを殺したのだ。
ドラゴンの腹から剣を抜きながらブツブツと言う。
「…………らがドラゴンに捕まった後、また上空を飛び回っていたドラ…………ものを全部俺が…………ながら追いかけてきたんだ………」
でも、ここだけははっきりと聞こえた。
「お前ら二人だけでドラゴンを相手にするなんて無茶だ、馬鹿すぎる」
「…………カンくん……」
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