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読み終わったあと、僕は丁寧に手紙を折り畳んだ。 彼女がくれた最後の優しさ。それがすごく嬉しかった。 彼女がついていた嘘は、優しさだったんだ。 僕は、入っていた飴を口の中に放り込んだ。 甘酸っぱいレモンの味はそっと、幸せいっぱいの僕を包み込んだ。
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