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「“暗闇に たった独りで試練に耐えていれば
きっと、お前を頼り愛す”... と
サリエルは、唆されたようだ。
誰に言われたかは まだ話さないが、今の話でいけば、恐らくウリエルと考えられる」
... サンダルフォンかもしれない。
本人じゃなくても、誰かを使って。
ウリエルだって、自分の意思で魂を集めてるつもりだったようだけど
サンダルフォンも キュべレを起こそうとしてたことは、知らなかったみてーだし。
「そんなヒドイことされて、好きになる訳ないじゃないっすか」
泰河が吐き捨てるように言うと、べリアルは
「なるんだよ」って 軽く返した。
「現に サリエルは、私に従順になってきた」
... はい?
「普段は、サリエルが 動けないよう
身体と首は分けてある。どちらも牢に繋いでいる。
暗闇に 声も出せず、独りきりで居る」
あ... なんか怖い話しするな、この人...
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