1/9
前へ
/370ページ
次へ

皇帝がハティと帰った後、まだ鍋食って 外は寒ぃし、蝗探しに出る気になれず 召喚部屋で だらだらして、そのまま寝た。 今は寝起き。順番にシャワーの時間。 コーヒー飲んで、アコが買って来てくれたパン食って、昼からまた蝗だし。 寝る前... 深夜は、“また明日の夜に” って シェムハザが帰ると 泰河と眼ぇ合わせて、またハティも喚んで 「べリアルに聞いたんだけどさぁ」って アリエルやサリエルの話をした。 「あいつが、アリエルを?」 「我等の堕天後の話かもしれんが... 」 ハティもボティスも驚いてたってことは サリエルがアリエルを想ってたのは 誰も知らなかったことなんだろうって思う。 最初は、眉をしかめていたジェイドや朋樹も 話が進むにつれ、切なそうな表情に変わる。 「ハティは、べリアルに聞いてなかったのか?」と、泰河が聞くと 「“話がある” とは言われていたが 地界へ戻っても、どちらかが忙しく まだ話をする時間が取れていなかった」ようだ。 「まだ惑星の秘密開示と観測も途中だ」 「それぞれ、自軍のことや 他の悪魔等との付き合いもあるからな。 ハティやべリアルは、皇帝とそう変わらん」
/370ページ

最初のコメントを投稿しよう!

534人が本棚に入れています
本棚に追加