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その頃のベルゼブブとアスタロトは
「ベルゼブブ様……本当に良かったのでしょうか?」
「何のこと?」
アスタロトは深い溜め息をつくと
「彼女のことですよ。あの“天使”の。」
アスタロトは白雪の正体を既に見抜いていた。
ベルゼブブは
「構わないわ…。ただ、今は彼女の“嘘”に乗っかってあげれば良いのよ。“ちゃんと話してくるまで”はね。」
「ベルゼブブ様……。」
ベルゼブブも既に白雪のことを見抜いていたらしい。
「アスタロト、そこのレストランへ。流石にお腹空いちゃったし、食事にしましょう?」
時間は既に夜で星が輝いている。アスタロトは近くのレストランの扉を開く。
レストランの中には数人の悪魔や天使達がくつろいでいた。
「いらっしゃいませ!お2人様でしょうか?」
とウェイターが2人を奥の席へと案内する。
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