♯2

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その頃のベルゼブブとアスタロトは 「ベルゼブブ様……本当に良かったのでしょうか?」 「何のこと?」 アスタロトは深い溜め息をつくと 「彼女のことですよ。あの“天使”の。」 アスタロトは白雪の正体を既に見抜いていた。 ベルゼブブは 「構わないわ…。ただ、今は彼女の“嘘”に乗っかってあげれば良いのよ。“ちゃんと話してくるまで”はね。」 「ベルゼブブ様……。」 ベルゼブブも既に白雪のことを見抜いていたらしい。 「アスタロト、そこのレストランへ。流石にお腹空いちゃったし、食事にしましょう?」 時間は既に夜で星が輝いている。アスタロトは近くのレストランの扉を開く。 レストランの中には数人の悪魔や天使達がくつろいでいた。 「いらっしゃいませ!お2人様でしょうか?」 とウェイターが2人を奥の席へと案内する。
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