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そして3人は食事をした。
そして食事を終えるとベルゼブブが
「すみません。温かいカフェオレとコーヒー、頂けるかしら?お砂糖とミルクもつけて頂戴。」
「かしこまりました。」
ウェイトレスは一礼すると厨房へと向かった。
「で、話なんだけれど」
ベルゼブブはバックから1枚の写真を取り出し、ミカエルに差し出す。
「その子、ミカのところか他の天使達のところの子じゃない?」
写真に写る人物は白雪だった。ミカエルは深い溜め息をつくと
「やっぱり、死後の世界に居やがったか…。あの馬鹿。こいつはラファエルのおっさんの“眷属”で翼と同じように“転生”した新人天使だ。」
「ラファエル様の?」
ベルゼブブの言葉にミカエルは頷いた。
「一応、彼女は自分のことを“人間”だと言っております。正直に申し上げますと、ところどころ、“嘘”を吐く癖があるようで、それに少し危うい感じがしますがね…。」
とアスタロト。
するとミカエルは再びベルゼブブの艶やかな漆黒の長髪を指でクルクルと弄る。
「ちょっと、ミカ」
「ベルから、何時もの奴らとは違う“別のニオイ”がすると思ったら……」
ミカエルはベルゼブブのにおいを嗅ぐと
「どうしようもねぇ馬鹿がさ迷っていたとはな……」
と言うとミカエルは深い溜め息をついた。
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